Macを選ぶときに必ず出てくるのが「Appleシリコン」という言葉です。少し前までMacにはIntel製のチップが使われていましたが、今は「M1」「M2」といったApple独自のチップ(Appleシリコン)が主流になりました。
「結局、何がそんなに違うの?」「古いIntelのMacではダメなの?」——そんな疑問に答えるため、本記事ではAppleシリコンとIntelの違いを性能・省電力・対応ソフト・Rosetta・選び方の観点から、初心者にも分かるように整理します。
結論:これから買うならAppleシリコン
先に結論をお伝えします。これから新しくMacを買うなら、基本はAppleシリコン搭載モデルがおすすめです。性能・省電力ともにIntel時代から大きく進化しており、今後の対応ソフトもAppleシリコン中心になっていくためです。
ただし、「どうしてもIntel Macでしか動かないソフトがある」など特別な事情がある場合は、Intelモデルを選ぶ意味もあります。理由を順に見ていきましょう。
Appleシリコン(M系チップ)とは
Appleシリコンとは、Appleが自社で設計したパソコン用のチップです。「M1」を皮切りに、世代を重ねて性能を高めてきました。
最大の特徴は、CPU・GPU・メモリなどを1つのチップに統合していること。これにより、高い性能と低い消費電力を同時に実現しています。スマートフォン向けチップで培った省電力技術が、パソコンに応用された形です。
Intelとの違い(性能・省電力・発熱)
Appleシリコンと従来のIntelチップを比べると、体感できる違いがいくつもあります。
| 項目 | Appleシリコン(M系) | Intel(従来のMac) |
|---|---|---|
| 性能 | 高い(世代ごとに進化) | 世代による |
| 省電力・バッテリー | ◎ 非常に長持ち | ○ 標準的 |
| 発熱・ファン音 | 少なめ・静か | 負荷時に熱・ファン音が出やすい |
| 起動・動作の体感 | きびきび速い | 標準的 |
とくに違いが分かりやすいのがバッテリーの持ちと静かさです。Appleシリコンのノートは1日中使えるほど電池が持ち、動画編集のような重い作業でもファンが静かなことが多いです。CPUの性能の見方そのものはCPUとは?性能の見方もあわせてどうぞ。
対応ソフト・Rosetta(ロゼッタ)について
チップが変わると気になるのが「今まで使っていたソフトは動くのか」という点です。
結論から言うと、多くのソフトはAppleシリコンでも問題なく動きます。Appleシリコンに最適化された「ネイティブ対応」のソフトが年々増えています。
さらに、AppleシリコンにはRosetta(ロゼッタ)という仕組みがあります。これは、Intel向けに作られた古いソフトを、Appleシリコン上でも動かせるようにする“翻訳”機能です。これにより、対応していない古いソフトもほとんどが動作します。
- ネイティブ対応ソフト:Appleシリコンの性能をフルに発揮
- Rosetta経由:Intel向けソフトも動く(変換のため、ごくまれに動作が重い場合あり)
とはいえ、業務用の特殊なソフトや一部の周辺機器ドライバなど、まれに非対応のケースもあります。必須のソフトがある人は、購入前に「Appleシリコン対応」かを確認しておくと安心です。
どっちを選ぶ?選び方の基準
選び方はシンプルです。
- Appleシリコンを選ぶべき人:これから新しくMacを買う/長く使いたい/バッテリー持ちと静かさを重視する/動画編集など重い作業もする
- Intelを検討する余地がある人:Intel Mac専用のソフトや環境がどうしても必要/中古で安く手に入れたい
大多数の人にとっては、Appleシリコンが正解です。性能・省電力・将来性のすべてで有利だからです。WindowsとMacそのものの比較で迷っている方は、WindowsとMacの違いから読むのがおすすめです。なお、Windows側のCPU(IntelとAMD)の違いはIntelとAMDの違いで解説しています。
迷ったらAI診断で1分
「自分の使い方ならどのモデル?」と迷う方は、無料のAI診断を使ってみてください。用途・予算・重視する点を答えるだけで、あなたに合うパソコンのタイプを提案します。
よくある質問(FAQ)
Q. 今あるIntel Macは使えなくなる?
すぐに使えなくなることはありません。ただし、今後の新しいソフトやOSはAppleシリコン中心になっていくため、長期的にはAppleシリコンが有利です。
Q. Rosettaがあれば古いソフトも全部動く?
多くは動きますが、ごく一部の特殊なソフトや周辺機器は非対応のことがあります。必須ソフトは事前確認をおすすめします。
Q. M1とM2、どちらを選べばいい?
新しい世代ほど性能が高くなります。予算と用途のバランスで、必要十分な世代を選べば問題ありません。
Q. ゲームをするならAppleシリコンでもいい?
対応タイトルは増えていますが、PCゲームの幅広さではWindowsに分があります。ゲーム中心ならWindowsも検討しましょう。
まとめ:これから買うならAppleシリコンが基本
Appleシリコンは、性能・省電力・静かさ・将来性のすべてでIntel時代から進化しました。Rosettaのおかげで古いソフトもほとんど動くため、これから買う人はAppleシリコンを選んでおけば、まず後悔しません。
具体的にどのモデル・スペックが合うか知りたい方は、無料AI診断で用途と予算を入力してみてください。あなたにぴったりの1台が1分で見つかります。


