キーの割り当てを変える方法|Caps Lockなどの入れ替え
キーボードのキーは、押した時に何が入力されるかを後から変えられます。使わないキーを別の役目に替えたり、押し間違えやすいキーを無効にしたりできます。変える場所は3つあり、それぞれ効く範囲が違います。
要点:割り当てを変える場所は「PCの設定(OS)」「割り当て用のソフト」「キーボード本体」の3つです。1台のPCだけで変えるならOSやソフト、別のPCでも同じにしたいなら、本体保存に対応するキーボードかを確かめます。変える前に、元に戻す方法を確かめておきます。
割り当てを変えるとよい場面
キーの割り当ての変更は、キーボードを買い替えなくても、手の動きに合わせて配置を直せる方法です。よくある例を挙げます。
- 配列によってAの隣などにあるCaps Lockを押し間違えて、大文字の入力になってしまう
- よく使うCtrlが小指から遠く、ショートカットのたびに手が動く
- MacとWindowsを行き来していて、CommandとCtrlの位置の違いで混乱する
- 押した覚えのないInsertで、文字が上書きされてしまう
いずれも、そのキーを別の役目にするか、押しても何も起きないようにすれば解決できます。Caps Lockの位置は配列や機種によって違います。手元の配置と使うショートカットを見て、変えるキーを選びます。
3つの変え方と効く範囲
| 変える場所 | 効く範囲 | 向いている人 |
|---|---|---|
| PCの設定(OS) | そのPCだけ。つなぐキーボードを替えても効く場合がある | Caps LockやCtrlなどの入れ替えだけで足りる人 |
| 割り当て用のソフト | ソフトを入れたPCだけ | OSの設定では変えられないキーも替えたい人 |
| キーボード本体 | 本体に設定を保存でき、接続先でも対応する機能の場合 | 会社と家など、複数のPCで同じ配置にしたい人 |
どれを選ぶかは、変えたいキーの数と、使うPCの台数で決めると迷いません。1台のPCで1〜2個のキーを入れ替えるだけなら、まずはOSの設定から試すのが手軽です。
Macで修飾キーを入れ替える
Macでは、Caps Lock、Control、Option、Command、地球儀(fn)などの修飾キーの役目を、設定から入れ替えられます。Appleのサポートページで案内されている手順は次のとおりです。
- アップルメニューの「システム設定」から「キーボード」設定を開く
- 「キーボードショートカット」をクリックし、サイドバーで「修飾キー」を選ぶ
- 変えたいキーのポップアップメニューで、押した時にさせたい操作か「アクションなし」を選ぶ
元に戻す時は、同じ画面の「デフォルトに戻す」をクリックします。Appleの案内では、Caps Lockがある位置にControlがある配置に慣れている人が、Caps LockにControlの役目を割り当てる例が紹介されています。画面の項目の名前はmacOSのバージョンによって違う場合があるので、うまく見つからない時は、Appleのサポートページで「修飾キー」と調べてください。
Macの修飾キーの設定で替えられるのは、修飾キーどうしの入れ替えと無効化です。文字のキーや数字のキーを替えたい時は、対応する割り当て用ソフトやキーボード本体の設定機能を検討します。
Windowsとキーボード本体で変える
Windowsは割り当て用の道具を使う
Windowsでキーを入れ替える方法としては、Microsoftが配布する「PowerToys」の「Keyboard Manager」を使えます。PowerToysの設定からKeyboard Managerを開き、キーの再マッピングで、元のキーと送信するキーを登録します。割り当てを有効にするには、PowerToysを起動したままKeyboard Managerを有効にしておく必要があります。終了すると変更は効かなくなります。設定画面はバージョンにより異なるので、Microsoftの説明も確かめてください。Fnキーなど変更できないキーや、サインイン画面など変更が効かない場面もあります。会社のPCでは、道具を入れること自体が決まりで禁じられている場合があるので、先に管理する人へ確認してください。
キーボード本体の専用ソフトで変える
ゲーミングキーボードや一部のメカニカルキーボードには、メーカーの専用ソフトがあり、キーの割り当てをキーボードの中に保存できる機種があります。保存先がキーボード本体なら、別のPCにつないでも同じ配置で使えます。ただし、保存先がPCのソフト側の機種もあり、その場合はソフトを入れたPCでしか効きません。どちらに保存されるかは、メーカーのサポートページで確かめてください。
変えたあとに困りやすい場面
割り当てを変えたPCを家族と共有していると、ほかの人が戸惑います。キーの印字と動きが違うためです。共有のPCで変える時は、使う人に伝えておくか、ユーザーごとに設定が分かれる方法を選びます。
もう1つは、何を変えたかを忘れてしまうことです。数か月後に「このキーが効かない」と悩む原因が、自分で変えた設定だったということは起こりえます。変えた内容は、メモに残しておくと安心です。PCを買い替えた時や、OSを入れ直した時には、OSやソフトで変えた設定は消えることがあります。メモがあれば、同じ配置をすぐに作り直せます。反応しないキーがある時は、まず割り当ての設定を元に戻してから、接続などを確かめる順番にすると切り分けが早くなります。
よくある質問
Q. 割り当てを変えると、キーボードが傷みますか?
傷みません。押した時の信号をどう受け取るかを変えているだけなので、キーの部品には何も起きません。
Q. Caps Lockをなくすと、大文字を続けて打てなくなりますか?
Shiftを押しながら打てば大文字になります。大文字だけを長く打つ機会が少ない人は、Caps Lockを別の役目に替えても困りにくいです。
Q. 変えたキーの印字が合わないのが気になります。
メカニカルキーボードなら、印字の違うキーキャップに付け替えて、見た目と役目をそろえる人もいます。薄型のキーボードではキーキャップを替えられないので、小さなシールを貼る、慣れるまでメモを近くに置く、といった工夫で補います。
Q. 会社のPCでも変えてよいですか?
OSの設定だけで済む場合でも、会社によって決まりが違います。ソフトを入れる方法は特に制限されていることがあるので、変える前に管理している人に確かめてください。


