Windows 10のPCはどうする?サポート終了後の選択肢
Windows 10のPCが動いていても、そのまま使い続ける判断はせず、更新を受けられる状態かを確認しましょう。選択肢は、対応するPCをWindows 11へ移す、条件に合う延長更新を使って移行を準備する、買い替える、という順に整理できます。この記事は2026年10月30日時点の公式案内に基づいています。
電源が入ることとサポートは別に考える
Windows 10の通常サポートは2025年10月14日に終了しました。サポート終了の公式案内で確認できます。終了日にPCが使えなくなるという意味ではなく、通常の更新や支援を受ける条件が変わったということです。
手元のPCでは、まずWindowsのバージョン、更新状況、延長更新の登録状況を確認します。「昨日までメールが使えた」「ウイルス対策ソフトが動いている」という情報だけで、OSの更新を受けられるかは判断できません。アプリの動作とOSの保守を別々に確かめましょう。
ここで扱うのは一般的な個人向けPCの判断です。会社や学校が管理する端末、長期サービス向けなど別のエディションを使う端末は、契約や管理方針によって扱いが異なります。自分で設定を変える前に、管理担当者へ確認してください。購入時の商品名だけで利用中のエディションやバージョンを推測しないことも大切です。
Windows 11へ移せるかを先に調べる
買い替えを決める前に、今のPCがWindows 11の要件に合うかを確かめます。公式のPC正常性チェックと、PCメーカーの対応情報を照らしてください。CPUの名前が上位だから、メモリを増やしたから、という理由だけでは適合を判断できません。
Windows 11のインストール方法の公式案内では、システム要件の確認が勧められています。TPM 2.0などの条件もあるため、分からない表示が出たら、その画面の文言を控えて機種の案内を調べましょう。
対応が確認できた場合も、普段のソフト、プリンター、外付け機器が使えるかを調べ、バックアップを取ってから移行します。更新作業を始める時間と、そのあと動作確認をする時間を確保してください。大事な提出やオンライン会議の直前に、準備なしで変更するのは避けます。
延長更新は移行までの準備期間として使う
個人向けの延長セキュリティ更新(ESU)は、対象となる端末で重要なセキュリティ更新を受けるための仕組みです。個人向けESUの公式ページでは、期限は2027年10月12日と案内されています。旧情報の2026年10月13日を現在の期限として判断しないようにしましょう。
公式案内ではWindows 10のバージョン22H2などの条件が示され、登録済みの場合は延長された期限まで継続すると説明されています。ただし、通常の機能追加や技術サポートまで戻る制度ではありません。登録の可否や選択肢は、手元のWindows Update画面と公式の最新案内を確認してください。
使い慣れたアプリの移行に時間が必要なら、ESUを利用できるか調べたうえで、次の環境へ移る日を決めます。「延長できたので何も確認しなくてよい」とは考えません。個人向け制度の条件を、そのまま業務用や組織管理のPCへ当てはめないことも必要です。
買い替えるなら引き継ぐものを先に並べる
Windows 11へ移せない、あるいは手持ちのPCに不具合もある場合は、買い替えを検討します。ここで必要なのは、何年使ったかだけの判断ではありません。使い続けたいソフト、周辺機器、保存しているデータを新しい環境へ持っていけるかを先に確認しましょう。
仕事や学習で使うアプリ、写真、文書、メール、ブラウザのお気に入りなどを一覧にします。アプリによっては再インストール、再認証、契約の確認が必要です。新しいPCに同じ名前のアプリがあっても、今の契約で使えるかは別なので、利用条件を確認してください。
商品を比べる際は、OSの対応と、使うソフトの推奨環境を満たすかを見ます。単に「Windows 11搭載」の表示だけで、手元の全ソフトが動くとは限りません。候補の商品一覧を見る前に、必要な端子、画面、持ち運び方をメモすると、買い替え後の行き違いを減らせます。
データはコピーしてから新環境で開く
移行前に、消えると困るデータを別の保存先へコピーします。バックアップしたつもりでも、普段使うフォルダが対象から外れていると困るため、デスクトップやダウンロード先、アプリ独自の保存場所も確認します。元のPCを初期化する前に、この確認を終えましょう。
新しいPCでは、コピーした文書を開き、写真や動画を再生し、業務で使うファイルも確認します。ファイルの一覧が見えることと、必要なアプリで使えることは別です。メールやクラウドへのサインインも試し、日々の作業を一通り行えるか確かめます。
認証にスマホや旧PCを使っている場合は、新しい環境から使える状態にしてから手放します。パスワードだけでは復旧できないサービスもあるため、自分の利用方法を確認してください。旧PCを急いで処分するより、新しい環境で必要な作業が済むことを確認する時間を残しましょう。
今日決めるのは次の確認日と移行先
まず、現在のバージョンと更新状況を確認し、Windows 11への適合を調べます。適合するならバックアップと周辺機器の確認へ、適合しないなら延長更新の条件と買い替えの準備へ進みます。判断を一度に済ませようとせず、この順番で確認すると次の作業が見えてきます。
要件を満たさない機種へ、確認を省いてWindows 11を導入する方法を、この記事の選択肢には含めません。公式の対応条件に沿う環境を選びましょう。旧ソフトのためにPCを残す場合も、ネットにつながなければすべて解決すると判断せず、データの持ち込みや利用範囲を含めて検討が必要です。
最後に、次の確認日と移行の予定日をカレンダーなどへ残します。延長更新を利用する場合も、期限直前まで待たずに、使うソフトと移すデータを整理しておくと準備を分けて進められます。OSの更新状況を確認したうえで、これから使う環境を決めることが出発点です。


