ウェブ会議の映りを良くする|カメラの高さ・照明・背景

ウェブ会議の映りを良くする|カメラの高さ・照明・背景

ウェブ会議の映りには、カメラの性能に加え、置く高さや光の向きが関わります。買い足す前に、高さ・光・背景の順に見直してみましょう。

結論:カメラは目の高さ近くまで上げ、光は顔の正面からやわらかく当て、窓は背中ではなく前か横に。背景は物を減らすか、壁を背にします。この3つで直らないときに、外付けカメラやライトを考えます。

まずカメラの高さを目線に合わせる

ノートPCを机に置いたまま会議に出ると、カメラが顔より低い位置から見上げる角度になります。相手には、あごの下や天井が映り、こちらが見下ろしているように見えがちです。

直し方はシンプルで、カメラのレンズを目の高さ近くまで上げることです。ノートPCなら、スタンドや箱の上に載せて画面ごと高くします。そのままだとキーボードが打ちにくくなるので、会議の多い人は外付けのキーボードを手前に置くと両立できます。外付けモニターの上ではカメラが高すぎる場合もあります。画面を見やすい高さを保ち、必要なら別のカメラ台でレンズだけを目線へ合わせます。

視線が合わない問題

カメラの高さを合わせても、相手の顔を見ながら話すと、こちらの目線は画面の中央に向くため、相手からは少し下を見ているように映ります。会議用のアプリの相手の映るウィンドウを、画面の上の方、カメラのすぐ下へ寄せておくと、カメラと見る位置が近づき、目線のずれが小さくなります。大事な発言の場面だけ、意識してカメラのレンズを見るのも効果があります。

距離は「胸から上が入る」くらい

カメラに近すぎると顔が大きくゆがんで見え、遠すぎると表情が伝わりにくくなります。画面に自分の胸から上が収まり、頭の上に少し余白がある程度を目安に、椅子の位置やカメラとの距離を調整します。

顔が暗いのは、光の向きの問題

映りが暗いと感じるとき、部屋の明るさが足りないとは限りません。よくあるのは、光が後ろや真上から来ている場合です。窓を背にして座ると、カメラは明るい窓に合わせて明るさを調整するため、手前の顔が影のように暗くなります。

  • 窓を背にしない。窓は顔の正面か斜め前に来るように座る向きを変える
  • 天井の照明だけだと、目の下や鼻の下に影が出る。正面から弱めの光を足す
  • 顔に光を直接強く当てず、まぶしくない明るさと向きをプレビューで探す。紙や布を照明にかぶせない
  • 左右の明るさが違うと顔の片側が暗くなる。横からの光は反対側にも少し足す

メガネに光が映り込むとき

正面から光を足すと、メガネのレンズに照明や画面の白い光が映り込んで、目元が見えにくくなることがあります。ライトを少し高い位置に上げて上から斜めに当てる、または左右どちらかにずらすと、レンズに映る光の位置がカメラから外れやすくなります。画面の明るさを少し下げるだけで、レンズへの映り込みが目立たなくなる場合もあります。

光の色も映りに関わります。昼の窓の光と、電球色の照明が混ざると、顔の色が場所によって青っぽくなったり黄色っぽくなったりします。正面から足すライトは、部屋の照明の色に近いものにするか、色を切り替えられるものを選ぶと合わせやすくなります。

背景は「減らす」がいちばん早い

背景に映る物は、本人が思う以上に相手の目に入ります。洗濯物や生活感のある棚が映り込むと、話の内容より背景に目が行ってしまうこともあります。いちばん手早いのは、カメラに映る範囲から物をどけることです。会議用のアプリで自分の映りを確認し、映る範囲だけ片付ければ十分です。

壁を背にして座れる配置にできれば、背景はほぼ整います。それが難しい部屋では、パーテーションや布で背後を覆う方法もあります。アプリの背景ぼかしや差し替えの機能も便利ですが、髪や手の輪郭が欠けたり、動いたときに背景がちらついたりする場合があります。照明で顔を明るくしておくと、こうした乱れが出にくくなることがあります。

背景に入りやすいのに見落としがちなのが、背後の窓と鏡です。窓が映ると、外の明るさにカメラが引っ張られて顔が暗くなり、鏡は自分の後ろ姿や部屋の反対側まで映してしまいます。どちらもカーテンや布で隠すか、映らない向きへ座る位置をずらします。

外付けカメラやライトを足す判断

高さ・光・背景を直しても映りに不満が残るときに、機器を足すかどうかを考えます。内蔵カメラの暗所での映りや、明るさを補う機能は機種ごとに違います。外付けのウェブカメラは、モニターの上に挟んで付けるものがあり、高さを目線に合わせやすいのも利点です。

選ぶときは、使っているPCとの接続(USBの端子の形)、モニターの縁に取り付けられるか、明るさを自動で補う機能があるかを見ます。画面に映る範囲(画角)が広いカメラは、部屋の奥まで映りやすくなるので、背景が気になる人は画角を確かめてください。仕様の見方は製品ごとに違うため、メーカーの説明を見て比べます。

スマホをカメラ代わりにする方法も

外付けのカメラを買う前に、手持ちのスマホをPCのカメラとして使えないか確かめてみる方法もあります。OSの機能や専用のアプリで、スマホのカメラ映像を会議に使えるようにできる組み合わせがあります。使えるかどうかはPCとスマホの機種やOSのバージョンで違うため、それぞれのメーカーの説明を見てください。スマホを使う場合は、目の高さに固定できるスタンドと、会議のあいだの充電の取り方も合わせて考えておきます。

ライトは、モニターの上や横に付けるものや、卓上のリング型があります。明るさと色を調整できるものだと、昼と夜で光の具合が変わっても合わせやすくなります。

会議の前に確かめる3つ

大事な会議の前は、アプリのプレビュー画面で、①目線とカメラの高さが合っているか、②顔が背景より暗くなっていないか、③映ってほしくない物が入っていないかを見ます。映像が整ったら、次は声の聞こえ方です。マイクとの距離や部屋の響きも、相手の聞き取りやすさに関わります。

作業用の手元の明かりの選び方は目が疲れにくいデスクライトの選び方に、ノートPCの画面を高くする台はモニター台・ノートPCスタンドの選び方にまとめています。

タイトルとURLをコピーしました