窓際デスクの結露と冷え|PCを置く時の注意

窓際デスクの結露と冷え|PCを置く時の注意

明るくて気持ちのよい窓際のデスクも、冬は様子が変わります。朝、窓ガラスが濡れている部屋では、その近くに置いたPCや書類にも気を配りたいところです。

結論:PCやモニター、電源タップは窓ガラスと窓枠から離し、窓の下の床にも置かないようにします。冷え込んだ場所から暖かい部屋へ運んだ機器は、すぐに電源を入れず室温になじませます。

窓が濡れるのはなぜか

空気には水蒸気がふくまれていて、温度が低いほどふくめる量が少なくなります。暖房で暖まった部屋の空気が、外気で冷えた窓ガラスにふれて冷やされると、ふくみきれなくなった水分が水滴になって表面に付きます。これが窓の結露です。

つまり結露は、「部屋の空気の湿り気」と「窓の冷たさ」の組み合わせで起きます。料理や洗濯物の部屋干し、加湿器、人の呼吸などで部屋の湿り気が増えるほど、また外が冷え込むほど、窓は濡れやすくなります。窓際のデスクは、この濡れやすい面のすぐ近くにあるということです。

濡れやすさは窓の作りでも変わります。一枚ガラスの窓や、金属の窓枠は外の冷たさが室内側へ伝わりやすく、ガラスだけでなく枠にも水滴が付きやすくなります。複層ガラスや内窓のある窓は、室内側の面が冷えにくい作りです。とはいえ、条件がそろえば結露は起きるので、窓の種類だけで安心せず、実際に朝の窓を見て判断するのが確かです。

PCを窓から離したい3つの理由

1. 垂れた水が届く

窓ガラスに付いた水滴は、量が増えると下へ流れ、窓枠や窓の下の壁、床へ伝わります。窓枠に寄せて置いたノートPCや、窓の下の床に置いたデスクトップPC、電源タップは、この水が届く位置にあります。電源タップに水がかかると、ショートや発熱のおそれがあります。

2. 窓のそばは冷える

窓際は、部屋の中でも冷たい空気がたまりやすい場所です。PCやモニターには、使ってよい周りの温度と湿度の範囲が決められていて、取扱説明書や仕様に書かれています。冬の窓際、とくに暖房を切った夜から朝にかけては、その範囲に近づく場合があります。自分の機種の条件を確かめてください。

3. カビとしみ

結露が続く窓まわりは、カーテンや壁紙、窓枠にカビが出やすくなります。紙の書類や本を窓際に積んでおくと、湿気を吸って波打ったり、しみが付いたりすることがあります。

寒い部屋から機器を運んだとき

結露は窓だけで起きるわけではありません。冷えた車の中や、暖房のない部屋に置いていたノートPCを、暖かい部屋へ運び込むと、機器そのものが冷たい面になり、表面や内部に水滴が付く場合があります。メガネが暖かい部屋で曇るのと同じしくみです。

冷え切った機器は、直射日光の当たらない風通しのよい場所に置き、室温になじむまで電源を入れずに待ちます。どのくらい待つかは、機器の大きさや温度の差で変わるため、メーカーのサポートページに説明があればそれに従ってください。表面が濡れていたり曇っていたりするときは、電源を入れないでください。内部まで水が入った疑いがあれば、表面が乾いても再通電せず、メーカーに相談します。

窓際に置くなら、こう配置する

  • 机は窓にぴったり付けず、窓と天板のあいだにすき間をあける
  • PC本体・電源タップは窓の下の床に置かない。机の上か、窓から遠い側の脚まわりへ
  • ケーブルを窓枠や窓の下の壁に沿わせない
  • カーテンが機器にかからない位置にする(濡れたカーテンが触れるのを防ぐ)
  • 夜は窓側に書類やノートPCを置きっぱなしにしない

机の向きを、窓に向かって座る形から、窓を横に見る形へ変えるのも一つの方法です。窓からの光が画面に映り込みにくくなる場合もあり、PCを窓から遠い側に置きやすくなります。

濡れてしまったら、電源は入れない

窓から垂れた水がPCやモニター、電源タップにかかってしまったときは、慌てて電源を入れて動くかどうか試したくなります。けれども、内部に水が残ったまま電気を流すと、ショートして故障が広がる場合があります。

  1. 濡れた機器や電源まわりには触れない。安全に電源を遮断できる場合だけ遮断し、難しければメーカーの窓口へ相談する
  2. ノートPCは、外せる機種なら電源アダプターや周辺機器を外す
  3. 表面の水を乾いたクロスで拭き取り、風通しのよい場所に置く
  4. ドライヤーの熱風で内部を乾かそうとしない(部品を傷めるおそれがある)
  5. メーカーのサポート窓口に相談し、点検や修理の案内を受ける

水が触れた機器は、そのときは動いても、あとで内部の腐食から不具合が出ることがあります。保証や修理の扱いは、機種や加入している保証で変わるため、自己判断で分解せずに窓口へ問い合わせてください。電源タップやコードが濡れた場合は、乾いたように見えても使い続けず、交換を考えた方が安心です。

朝いちばんのひと確認

冬のあいだは、朝カーテンを開けたときに、窓の下の窓枠と床、机の窓側の端を目で見る習慣をつけておくと、水が機器へ届く前に気づけます。毎朝濡れているようなら、机の位置そのものを窓から遠ざけることも考えましょう。

結露そのものを減らす工夫

結露を減らすには、部屋の湿り気を下げるか、窓を冷えにくくするかのどちらかです。換気で湿った空気を外へ出す、部屋干しや加湿をしすぎない、といった方法が前者、窓の断熱性能を見直す方法が後者です。カーテンはガラスに密着させず、窓の周囲に熱や湿気がこもらないようにします。シートやフィルムを貼ると熱割れにつながるガラスもあるため、窓メーカーとシート製品の両方で使用可否を確かめ、使えない窓には貼らないでください。

朝に窓が濡れていたら、吸水性のよいクロスや結露取りの道具で拭き取り、窓枠にたまった水も残さないようにします。湿度計を机の近くに置いておくと、加湿しすぎていないかの目安になります。乾燥が気になって加湿器を机の上や窓のそばに置くと、窓際の湿り気がさらに増えます。加湿器はPCからも窓からも離した位置に置き、吹き出す蒸気が機器や窓に直接当たらない向きにしてください。

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