PS5・Switchをつなぐモニターの選び方|120Hz・HDMI 2.1・スピーカー
PC用に作られたモニターでも、ゲーム機はつなげます。ただし、ゲーム機は出せる映像の形が決まっているので、PCのように細かく合わせ込むことはできません。ゲーム機の側から逆算して選ぶのが近道です。
結論:ゲーム機用のモニターは「HDMIの入力が何に対応しているか」「音をどこから出すか」「どの距離で遊ぶか」の3つで決まります。リフレッシュレートの数字だけで選ぶと、ゲーム機側の条件と合わずに性能を使い切れないことがあります。
PCで遊ぶ時と、ゲーム機で遊ぶ時は何が違うのか
PCのゲームは、グラフィックの設定を下げれば高いリフレッシュレートを出しやすく、モニターの性能に合わせて調整できます。ゲーム機はそうはいきません。出力できる解像度とリフレッシュレートの組み合わせは、本体と、それぞれのゲームソフトが決めています。
つまり、モニターの側にどれだけ高い数字が書いてあっても、ゲーム機が出さない映像は表示されません。反対に、ゲーム機が出せる映像をモニターが受け取れなければ、本体側で自動的に低い設定に切り替わります。選ぶ時は「このゲーム機で何を出したいか」を先に決めてください。
120Hzで遊ぶために、そろえる条件
PS5は、対応するゲームと対応する表示機器の組み合わせで、120Hzの出力に対応しています。120Hzで映すには、次の条件が全部そろう必要があります。条件が欠けると120Hzを選べなかったり、映像が正常に出なかったりする場合があります。
| そろえるもの | 確かめる場所 |
|---|---|
| ゲームが120Hzに対応している | ゲームの公式ページ・ゲーム内の画質設定 |
| モニターのHDMI入力が120Hzを受けられる | モニターの仕様表の「入力端子」「対応信号」の欄 |
| 本体の映像出力の設定で120Hzを許可している | PS5の「設定」の「スクリーンとビデオ」 |
| ケーブルが必要な帯域に対応している | 本体に付属のケーブル、またはケーブルの規格表示 |
注意したいのは、モニターの「最大リフレッシュレート」が、どの端子の値なのかです。PC向けのモニターでは、高い値がDisplayPortだけの値で、HDMIでは低い値までしか出ない機種があります。ゲーム機はHDMIでつなぐので、仕様表ではHDMIの行を見てください。
HDMI 2.1と書かれていれば安心、とは限らない
HDMI 2.1は、高い解像度と高いリフレッシュレートを同時に送るための規格です。ただ、HDMI 2.1という名前は、どの機能に対応しているかまでは表していません。HDMIの規格を管理する団体も、製品が対応している機能を個別に示すよう求めています。
そのため、仕様表では「HDMI 2.1」の文字だけでなく、次の機能が書かれているかを見ます。
- 4Kで120Hzを受けられるか(解像度とリフレッシュレートの組み合わせで書かれている)
- VRR(可変リフレッシュレート)に対応しているか。ゲームの表示が速さに合わせて変わり、画面のずれが減る機能です
- ALLM(自動低遅延モード)に対応しているか。ゲーム機をつなぐと自動で遅延の少ない表示に切り替わります
遊ぶゲームがフルHDで十分なら、HDMI 2.1の機能にこだわらなくても困らない場合があります。何を優先するかは、遊ぶゲームの種類で決めてください。
Nintendo Switchをつなぐ時の考え方
Nintendo Switchと有機ELモデルは、対応するドックを通してHDMIで出力します。Nintendo Switch Liteはテレビやモニターへの映像出力に対応していません。出力できる解像度やリフレッシュレートは機種によって違うため、手持ちの本体の仕様を任天堂の公式ページで確かめてください。
初代Nintendo Switchで遊ぶ場合と、ほかの本体で遊ぶ場合は、必要な入力条件を分けて考えてください。そのぶん、スピーカーの有無、置く場所、家族と共有するかどうかなど、性能以外の条件が選ぶ決め手になります。PS5とSwitchを両方つなぐなら、HDMIの入力が2つ以上ある機種にすると、ケーブルを差し替えずに済みます。
音をどこから出すか
ゲーム機の音は、映像と一緒にHDMIで送られます。テレビと違い、PC用のモニターにはスピーカーが付いていない機種があります。スピーカーが無いモニターにつないだ場合、音を出す方法は次のどれかです。
| 方法 | 向いている人 | 確かめること |
|---|---|---|
| モニターのスピーカー | 手軽に済ませたい | 仕様表に「スピーカー内蔵」とあるか |
| モニターのイヤホン端子 | 夜にヘッドホンで遊ぶ | 音声出力の端子があるか |
| 対応するコントローラーにイヤホンをつなぐ | モニター側に音の出口が無い | ゲーム機とコントローラーの端子・音声出力の設定 |
| 外付けのスピーカー | 音にこだわりたい | つなぎ方(モニター経由か、別の方法か) |
モニターの内蔵スピーカーは、薄い本体に収めるため小さなものが使われる場合があります。音の満足度は機種によって違うので、音を重視するなら最初から外付けを考えておくと、あとで買い足すより迷いません。
ソファから遊ぶか、机で遊ぶか
PCの作業は机に向かって近くで画面を見ますが、ゲーム機はコントローラーを持って少し離れて遊ぶことがあります。離れて遊ぶなら大きめの画面、机の前で遊ぶなら目を動かさずに全体が見える大きさが向いています。
家族と共有する場所に置くなら、入力の切り替えのしやすさも見ておきたい点です。ゲーム機とPCを1台のモニターで使い分ける場合は、本体のボタンで入力を切り替えることになるので、ボタンの位置と操作のしやすさも確かめてください。
つないだあとに見ておく設定
モニターを買ってつないだら、ゲーム機とモニターの両方で設定を確かめます。初めにつないだ時の設定のままだと、モニターの性能を使い切れていないことがあります。
- ゲーム機の映像出力の設定:解像度やリフレッシュレート、VRRを「自動」や「オン」にできる項目があります。PS5なら「設定」の「スクリーンとビデオ」で、いまの出力の情報も見られます
- モニターの表示モード:ゲーム向けの表示モードや、遅延を減らす設定がある機種があります。本体のメニューから選びます
- HDMIの入力の設定:機種によっては、HDMIの入力ごとに対応する信号の種類を切り替える項目があります。高い設定にしないとHDMI 2.1の機能が使えない機種もあります
- HDR:モニターがHDRに対応している場合、ゲーム機の側でHDRの調整画面が用意されていることがあります。明るさの具合はここで合わせます
メニューの名前は機種によって違います。取扱説明書(メーカーのサポートページ)で、ゲーム機をつなぐ時の推奨の設定が案内されていないかも確かめてください。


